木製家具の多くは
塗替えて使い続けることが
できると思っています。

杢和工房:店主
本間 博士
プロフィール
1971年埼玉県生まれ。
日本工学院八王子専門学校:環境デザイン科卒 インテリアデザイン専攻
2007年個人事業主として開業。翌年、埼玉県川越市内にて現工房を設立。以来、家具塗装に特化し木製品の塗装仕上げを続けている。
下請けからの脱却に奮闘し、2018年小規模事業者持続化補助金の採択を機に、木製家具の塗替え事業に舵を切る。自らWebサイトを製作し、内容を充実させるため、文章講座を受講。販売促進計画をたて、チラシを製作しポスティング・リスティング広告の活用・各SNSを利用し、職人としてはめずらしくデジタルな活動も積極的に行っている。
その礎となっているのは、大型プラネタリウムを投影する専用ドームの現場施工管理および現場代理人を経験によるもの。図面はすでにCAD化していた。
ものづくりに興味があり、退職。家具職人を目指し、職業訓練校の木工科にて基礎を学ぶ。在学中、家具の見栄えを決める塗装の重要性に気づき、卒業後は塗装会社にて見習いとして働きだす。以後、家具塗装一筋で今日に至る。
今後は、職種問わず家具塗装の知識や技術を必要とする方へ広める活動を展開していく。具体的には塗装セミナーの自主開催を検討中。
所有資格は、2級建築施工管理技士・指導員資格(木工塗装)・1級塗装技能士・グッドスキルマーク認定・乙種4類危険物取扱者資格・有機溶剤責任者資格・玉掛け・職長など
経歴 | 1997年:(株)五藤光学研究所 入社 2000年:埼玉県立飯能高等技術専門校 木工科入学 2001年:有馬塗装入社 2003年:ニシザキ工芸(株)入社 2007年:個人事業主として開業 2008年:埼玉県川越市にて現工房設立 20○○:厚生労働省認定 グッドスキルマーク取得 20○○:小規模事業者持続化補助金採択 20○○:経営革新 20○○:埼玉県SDGsパートナー認定 2023年:現在 |
---|
杢和工房は、木製品を専門に塗装している家具塗装会社です。
通常は、造作家具・建具および木枠・壁面パネル・見切り部材など内装に付随する木製品を設備の整った場所で塗装しており、エンドユーザーさんとの直接的な結びつきは薄いかも知れません。
弊社も2008年8月に家具塗装専門の工房として、設立いたしました。設立から約10年間は特定の業者さんから依頼された木製品を塗装していました。
取引先の中には家具の塗替えを依頼する会社もあり、開業当初からテーブルやイスなどの塗替えも続けています。
「木製家具の塗替え」を本格的に事業とする目的を持ち、自ら営業活動をするなかで気づいたことは、家具は使い捨てだと思い込んでいる人が多いことでした。多くのお客様から、塗替えるより買い換えた方が安いと言われましたが、塗替えと同額で購入できる新しい家具は、家具としては安価で使い捨てとなるものが多いと思っています。
しかしながら、お手持ちの家具を見させていただくと、20年・30年も前に購入された品物で造りが丈夫、表面の塗装が傷んでいるだけで塗替えて解消できることが殆どでした。
2020年、埼玉県SDGsパートナーとして認定され、木製家具の塗替えを広めることにより、廃棄処分される家具の減少に努めることを宣言しました。
